対話理解
Understanding
ソリューション概要
対話理解とは、人間と計算機との自然な対話を実現する技術です。ここで重要となるのが、言葉に直接現れない意図を計算機が理解することです。
例えば「喉が渇いた」という話しかけは、単に「喉が渇いた」という状態を述べているわけではなく、「何か飲みたい」ということを訴えるものです。
ILU対話理解ソリューションは、このような「意図の理解」を実現します。
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活用場面
- 問い合わせ、販促など、対話を通じた心の通うサービスを提供したい。
- ゲーム、アニメ、企業マスコットとの雑談を楽しむ対話を実現したい。
- 人間らしい感情を込めた悩み相談対話で心のケアを実現したい。
- ロボット、車などの高度な制御を円滑なコミュニケーションで実現したい。
- コンピューターに高齢者(認知症患者)の相手をさせることで、介護労働を軽減したい。
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提供機能
- 話者の意図を理解し、最適な応答文を生成します。
- 13万種類の意図と34万種類の応答文を標準で備えており、サービス目的に応じてカスタマイズできます。
- アニメのキャラクターなどの特定の人格を持つことができます。
- 会話内容や気分により、性格や感情変化を演出することができます。
- 高齢者(認知症患者)専用の自分史対話知識が準備されています。
製品提供
TEMANA
人間がテキストで入力した問い合わせに対しAIが的確に回答するシステムを、簡単に構築できます。エクセル形式で記載された質問・回答データを自動学習して、即時稼働します。
これにより問い合わせ対応業務を大幅に改善できます。
処理概要
関連技術
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DETDET(Dynamic Emotion Transformation)とは、継続的な対話を通じて話者との関係が進展するのにあわせ、回答に込められる感情・性格を変化させる技術です。
ILUの対話理解ソリューションはこの技術を組み込むことにより、より人間らしい対話を可能としています。 -
対話連鎖制御文脈情報による対話連鎖(シナリオ)を意図情報で効率的に制御できます。
例えばコンピュータからの質問「猫が好き?」に対し、応答「はい」「YES」などをすべて列挙するのではなく、意図 <肯定> を使用、同様に「好き」「かわいいよね」などの列挙ではなく、意図 <好き> を使用し、同意と見なしてシナリオを分岐させることができます。 -
プラグイン拡張「今日は何の日」、じゃんけん、しりとりなどのILU提供コンテンツ、あるいは、占い、百科事典、天気予報、ニュースなどの第三者コンテンツを対話に組み入れることができます(第三者コンテンツの場合には第三者による許諾が必要です)。